コラム COLUMN
インプラントに年齢制限はあるの?シニアの方が治療を受けるときに気をつけたいこと
皆さんこんにちは。
大阪府箕面市のクレオ今宮デンタルクリニックです。
インプラントは、歯を失った顎の部分に人工歯根であるインプラント体を埋め込むことで、しっかり噛める歯を取り戻せる治療です。
天然の歯のような見た目も再現できるため、注目を集めています。
けれども「何歳までインプラントはできるの?」「この年では、もうインプラントはできない?」など、年齢制限を気にされている方も多いのではないでしょうか。
令和4(2022)年の調査によると、インプラントを装着している方は、70~74歳が一番多く5.9%、80~84歳の方も4.9%いらっしゃいます。
この結果からもわかるように、インプラント治療に年齢制限はないといえます。
(参照:厚生労働省「令和4年 歯科疾患実態調査結果の概要」p16) >
とはいえ、インプラント治療は誰にでもできる治療ではありません。
お口や全身の状態が良好であることなど、いくつかの条件があるため、年齢の高いシニアの方は慎重に治療を行う必要があります。
それでは、どのようなことに気をつければいいのでしょうか。
インプラント治療が受けられない方は以下のような方々です。
持病がある
持病があって薬を服用している方は、インプラント治療が受けられないことがあります。
インプラント体と顎の骨の結合に影響を与える恐れがある薬などもあるため、注意が必要です。
また、免疫機能の低下で細菌感染のリスクが高い糖尿病の方なども、主治医の先生に相談する必要があります。
顎の骨が少ない
インプラント治療では、顎の骨にインプラント体を埋め込みます。
そのため、顎の骨の量や密度が足りない場合、手術を行うことができないことがあります。
当院では、顎の骨が少ない方には顎の骨を増やす「骨増成手術」をご提案することもありますので、まずはお問い合わせください。
重度の歯周病
歯周病の方は、インプラント治療を行う前に歯周病治療を行いましょう。
お口の中に歯周病菌が多い状態でインプラント手術を行っても、インプラント周辺の歯ぐきに炎症を起こす「インプラント周囲炎」を発症する恐れがあります。
インプラント周囲炎は、歯周病と同じように、歯周病菌が歯ぐきや骨を溶かす病気です。
悪化するとインプラントがグラグラになることもあるため、しっかり歯ぐき周辺の状態を改善してから手術を行う必要があります。
インプラントには年齢制限はありませんが、条件によっては治療が難しいケースがあります。
お口の状態をできるだけ清潔に保つために、
・適切な歯磨き方法でしっかり磨く
・歯周病を進行させない
などに気をつけましょう。
また、インプラントは、治療をした後のメンテナンスが非常に重要になる治療です。
3ヶ月に一回の頻度で歯科を受診し、お口をチェックする必要がありますので、定期的にご来院ください。
箕面市の歯医者【クレオ今宮デンタルクリニック】は、身近な町の歯医者さんとして、地域の方の幅広いお悩みに寄り添った診療を行っています。
歯を失った方にも、噛む機能を取り戻すための適切な治療をご提案いたします。
インプラント治療のメリット・デメリットについてもわかりやすく説明しますので、どのようなことでもお気軽におたずねください。
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